土地家屋調査士資格を地方公務員が取るのに必要なこと

地方公務員として働いていると、所属する部署によっては登記証明書を取り扱ったことがある人もいるかもしれません。

そのなかには土地家屋調査士という仕事に興味を持ち、キャリアアップのために資格の取得を検討している人もいることでしょう。

そこで今回は、土地家屋調査士の資格の取得を検討している地方公務員の人に向けて、試験の時期や内容、勉強時間の目安についてまとめましたので参考にしてください。

国家試験に合格する必要がある

土地家屋調査士になるには、2回に分けて実施される土地家屋調査士国家試験に合格する必要があります。

試験では学歴や実務経験などが問われることはなく、年齢制限もありません。

そのため登記に関わったことがない地方公務員も、土地家屋調査士を目指すことが可能です。

ただし合格率は9%前後となっており、難易度は高いと言えるでしょう

次に科目についてご説明します。

筆記試験

土地家屋調査士の筆記試験は、10月の第3日曜日に毎年実施されています。

筆記試験は作図や平面測量の問題が出題される「午前の部」と、法律や建物の問題が出題される「午後の部」の2部構成です。

口述試験

筆記試験に合格したあとは、翌年の1月中旬ごろに実施される口述試験に合格することが必要です。

口述試験は15分程度の面接方式となっています。

保有資格によって試験項目が一部免除されるケースも

一級・二級建築士や測量士などの資格を既に持っている場合は、筆記試験の「午前の部」が免除されます。

「午後の部」の筆記試験に合格したあとは、口述試験に進みます。

土地家屋調査士試験は難易度が高いことから、まず比較的難易度の低い測量士補の資格取得後に「午後の部」だけを受ける人も多いようです。

勉強方法や勉強時間は?

土地家屋調査士の知識を身につける方法としては独学という選択肢もありますが、一般的なのは民間予備校です。

通信コースや夜間コースを設けている予備校が多くあるため、地方公務員の仕事をしながらも勉強時間を確保できるでしょう。

合格するには一般的に700時間~1,000時間の勉強が必要と言われており、1年~2年程度かけて勉強に励む人が多いようです

土地家屋調査士の資格取得は地方公務員から目指せる

いかがでしたでしょうか?

この記事を読んでいただくことで、地方公務員が土地家屋調査士の資格を取るために必要なことがご理解いただけたと思います。

地方公務員の仕事をしながら資格を取得するためには、勉強時間をしっかり確保した上で国家試験を受けることが必要です。

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