
土地家屋調査士試験の難易度や、宅建士試験との比較について紹介します。
不動産登記に必要な調査や測量、手続きの代理などを行う土地家屋調査士。
宅地や建物の取引に必要な免許である、宅建士。
どちらの資格を取得するのにも、資格試験に合格しなければなりません。
土地家屋調査士と宅建士の試験では、どちらの方が難易度が高いのか、ご存知でしょうか?
今回は、土地家屋調査士と宅建士の試験内容や合格率を比較しました。受験の際の参考にしてみてください。
Contents
土地家屋調査士と宅建士の試験について
土地家屋調査士と宅建士の受験資格や科目、合格率について解説します。
土地家屋調査士試験について
土地家屋調査士試験の詳細
・受験資格:制限なし
・科目:①筆記(平面測量10問、作図1問、法律関係20問、土地と建物関係各1問)
②口述(面接方式で一人15分程度)
※測量士、測量士補、二級建築士、一級建築士の有資格者は、平面測量と作図の筆記試験は免除
・合格率:9.67%(令和1年度)
宅建士(宅地建物取引士)試験について
宅建士試験の詳細
・受験資格:制限なし
・科目:土地や宅地に関する法令、権利、価格評価、などについて50問(四肢択一式)
※国土交通大臣の登録講習機関が行う講習を修了し、修了試験合格日より3年以内の者は、一部免除
・合格率:17.0%(令和1年度)
資格試験の難易度は?
土地家屋調査士と宅建士の試験合格率からすると、土地家屋調査士の合格率が低く、試験の難易度が高いと言えます。
どういった理由から、宅建士試験との難易度の差が出てくるのでしょうか?
筆記試験の内容の違い
土地家屋調査士の筆記試験は記述式に対し、宅建士は四肢択一式になっています。
土地家屋調査士の試験では、複雑な計算問題、専門的な法律の問題が出題されます。
加えて、出題問題数に対して試験時間が短くなっているのも、難易度が高い理由の一つです。
測量士などの資格を保有していると一部の試験内容が免除されるので、ほとんどの受験者は測量士補などの資格を取得してから受験する場合が多いです。
宅建士の試験は、四肢択一式のマークシート式を採用しており、税金の問題や計算問題、法律関係の問題などが出題されます。
他の国家資格の試験に比べて合格率は高いですが、出題範囲が幅広いため十分に勉強時間を確保する必要があります。
土地家屋調査士試験は難易度が高い!
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで土地家屋調査士や宅建士資格の難易度についてご理解いただけたと思います。
どちらも難しく、勉強必須の試験ではありますが、土地家屋調査士試験の方が試験の内容が難しく、合格率も低くなっていますので、しっかり勉強しましょう。
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