土地家屋調査士は、不動産登記のエキスパートとして人気のある資格です。
弁護士や司法書士などを含む専門職10士業のひとつに数えられており、難関の国家資格として知られますが、試験に合格する人の割合はどの程度なのでしょうか。
また、合格の要となる筆記試験の基準点の突破率も気になるところです。
そこでこの記事では、土地家屋調査士の合格率と筆記試験の基準点について解説します。
土地家屋調査士の資格取得を目指している人は、ぜひ参考にしてみてください。
土地家屋調査士合格率は?
まずは、土地家屋調査士合格率について見ていきます。
過去に実施された試験における合格率は、以下のとおりです。
受験者数と合格者数、合格率の推移
・令和2年度・・・受験者3,785人、合格者392、合格率10.36%
・令和元年度・・・受験者4,198人、合格者406、合格率9.67%
・平成30年度・・・受験者4,380人、合格者418、合格率9.54%
・平成29年度・・・受験者4,600人、合格者400、合格率8.70%
・平成28年度・・・受験者4,506人、合格者402、合格率8.92%
平成28年度から令和2年度の5年間で比較すると、受験者は減少傾向にあるようです。
おおむね4,000人~4,500人の受験者に対して、合格者は400人前後であることから、合格率は9%程度となります。
また、試験日は1年に1回であることからも、合格をするには非常に難易度の高い試験であることがわかるでしょう。
筆記試験の基準点と合格点とは?
筆記試験には、基準点と合格点が設定されています。
試験は択一式と記述式の2種類があり、両方で基準点を満たすことが必要です。
基準点を満たしたうえで、択一式と記述式の合計点数が合格点に達すれば、はれて合格となります。
以下は、令和2年度に実施された筆記試験における基準点および合格点です。
基準点
・午前の部:択一式30.0/60点、記述式32.5/40点
・午後の部:択一式32.5/50点、記述式30.0/50点
合格点
・午前の部70.5/100点以上かつ午後の部71.0/100点以上
・午前の部の試験免除者は71.0/100点以上
基準点に到達した人の割合は、択一式49.9%、記述式15.3%でした。
記述式で基準点を満たすことの難易度が高いことから、記述式で高得点を取ることが合格への近道となるでしょう。
土地家屋調査士合格率は9%程度
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで土地家屋調査士合格率がご理解いただけたと思います。
難易度の高い国家資格ですが、資格取得により活躍の幅が広がります。
ぜひ試験合格を目指してみてください。
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