【おすすめの国家資格5選】試験内容や難易度も紹介

【おすすめの国家資格5選】試験内容や難易度も紹介

「おすすめの国家資格は?」「国家試験の難易度は?」「国家試験の出題範囲は?」
国家試験について、このような疑問をお持ちの方も少なくないでしょう。

国家試験を保有していることで国から認定された独占業務に携われるため、国家資格保有者は労働市場において高いニーズをもっています。
とはいえ、国家資格はどの資格を選んで受験すればよいか、迷ってしまいますよね。

そこで本記事では、おすすめの国家資格5選、資格ごとの難易度などについて紹介します。
国家資格の取得をお考えの方は、ぜひご覧ください。

おすすめの国家資格5選

今回紹介するおすすめの国家試験は、次の5つです。

  • 土地家屋調査士
  • 司法書士
  • 行政書士
  • 宅地建物取引士
  • マンション管理士

資格それぞれの試験内容、難易度について、くわしく見ていきましょう。

土地家屋調査士

土地家屋調査士とは、不動産に関する情報を詳細に記録する専門家を指します。
不動産に関する取引で必要な土地の広さ・大きさ・所有者・財政情報について調査を行い、帳簿に登録します。

試験内容

土地家屋調査士の試験では筆記試験と口述試験が実施され、不動産登記法や民法に関して出題されます。
書式問題では計算問題が必須で、数学や図形に関する高度な知識が必要です。

難易度

土地家屋調査士の試験の難易度は高く、国家試験のなかでも難関試験に分類されます。
例年合格率は約9%ほどで、合格者数は400人前後と狭き門といえます。
選択式と記述式の問題が混合で出題されるため、作図力・計算力など総合的な能力が必要です。

司法書士

司法書士とは、個人では取り扱えない法的書類を作成したり、不動産に関する登記手続きを代理で行ったりする仕事です。
不動産登記や商業登記の手続き業務を中心に、相続に関する法的手続きや民間の法律相談に携わります。

またこちらの記事では、土地家屋調査士と司法書士の違いについて詳しく解説しています。それぞれが異なる専門分野に特化しているため、知っておいて損はない情報です。ぜひあわせてご覧ください。
土地家屋調査士と司法書士の違いとは?兼業はできる?

試験内容

司法書士試験では筆記試験と口述試験が行われます。
問題は「憲法」や「民法」にまつわる項目から幅広く出題され、合格するためには出題項目がもっとも多い民法に関する問題や、記述式でも出題が行われる登記法に関する問題の正答率を上げることが必要です。

難易度

司法書士試験の難易度は2019年から2021年まで3%~5%を推移しており、きわめて難しい試験です。
近年の合格率は2000年代前半と比較すると増加傾向にありますが、合格には3,000時間前後の勉強が必要とされるなど、相当な勉強量で臨まなければ合格は難しいといえます。

行政書士

行政書士は、住民が国や官公庁に提出する重要書類を指定の形式に沿って作成・提出を行います。
ほかの国家試験と同様、行政書士は独占業務として業務に携わるため、資格を保有しない人は業務を行えません。

試験内容

行政書士の試験は多くの問題がマークシート方式で出題され、各科目に設けられた基準点を満たし全体で6割以上正解していれば、人数制限なしに合格できます。
出題範囲は憲法や民法などの法令に関する問題から、政治経済や情報通信に関する一般常識を問う問題まで、法律に関する業務を行うのに必要な能力を問う幅広いジャンルにわたります。

難易度

出題内容や受験者数に左右されることなく、一定の点数を獲得すれば合格できるため、行政書士の資格は国家試験のなかでも比較的易しいレベルの試験です。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、不動産に関する重要事項の説明を住民に対し行う業務を担います。
住宅や不動産の契約の根幹を支える情報開示に携わるため、不動産取引を行う場面では従業員のなかに一定数宅地建物取引士が存在することが条件とされています。

試験内容

試験科目は「権利」「宅建業法」「法令制限」「税・その他」の4つです。
問題は約7~8割が過去の問題から出題されるため、過去問の解き直しや基礎的知識の定着が合格の鍵を握ります。

難易度

合格率は例年13%〜17%を推移しており、国家試験のなかでは比較的難易度は低いです。
マークシート方式の出題であるうえに過去問からの出題が多いため、試験に向けた対策がしやすく、まったく知識をもたない状態から勉強を始めた人でも十分に合格を狙える難易度です。

マンション管理士

マンション管理士は、マンションの運営に携わり、施設の維持・管理業務を行います。
利用者との関わりは少なく、管理組合や不動産会社と連携しながら計画立案等の重要業務を担います。

試験内容

マンション管理士の試験では、マンションの管理・運営に関わる問題はもちろん、不動産にまつわる法令・会計実務の内容からも出題が行われます。
とくに法律に関する出題が多く、訴訟や判例に関する法律問題は試験の鬼門といえるほど難しいとされています。

難易度

マンション管理士試験の合格率は、例年7%~9%を推移しており、国家試験のなかでは中〜高難易度にあたります。

国家資格のおすすめは土地家屋調査士

いかがでしたでしょうか。

国家試験というと難易度が高く勉強が難しいイメージをもちますが、試験の種類によっては知識0の人でもチャレンジできます。
就職や転職に役立つ資格の取得を考えている人は、自分の状況に応じて、今から取得できる国家試験を検討してみましょう。

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