女性でも土地家屋調査士になれる?業務内容やメリットも紹介

土地家屋調査士と聞くと、男性が活躍しているイメージがありますよね。
そのため、女性の方のなかには「土地家屋調査士は男性しか活躍できないの?」と疑問に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、女性の方が土地家屋調査士として活動する際のポイントや、業務の特徴などを紹介します。

土地家屋調査士を目指している女性の方は、ぜひ最後までご覧ください。

土地家屋調査士は女性でもなれるのか?

土地家屋調査士の業務は、作業服を着て土地を測量するイメージが強いため、女性が少ない職種だという印象を持たれている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、実際には多くの女性の方が土地家屋調査士として活躍しているため、女性の方でも土地家屋調査士になることは可能です。

土地家屋調査士の業務には、現場に赴いて測量をすることや杭を打つといったものがあります。
この業務の際に使用する機器は近年では軽量化しているだけではなく操作も簡単になっています。

現場仕事と聞くと重労働というイメージがありますが、土地家屋調査士の業務においては複雑な機器の操作や強い力は求められていません。

そして、土地家屋調査士の業務には、登記申請や図面の作成といったものもあります。
机に向かう業務もあって現場作業ばかりではないので、体力に自信がない女性の方でも活躍できます。

一方で、土地家屋調査士試験の合格者の比率は、男性が9割以上なのでやはり男性の人口が圧倒的に多い職業です。

しかし、近年の女性の社会進出の影響もあり、女性の合格者数も増えているため、土地家屋調査士は女性でも働きやすい職業だといえるでしょう。

女性が土地家屋調査士になるメリット・デメリット

土地家屋調査士になった際に、想定していた業務と実際の業務にギャップがあると、業務を続けることが難しくなる場合もあるでしょう。

このような事態を防ぐためにも、事前に土地家屋調査士の具体的な業務内容やメリット・デメリットなどを知っておくことをおすすめします。

ここからは、女性が土地家屋調査士になるメリット・デメリットを紹介します。

メリット

土地家屋調査士は需要が高い職業として知られており、年収の目安も約400万~600万円と高めなので、女性でもしっかり稼ぐことができます。
手に職がつけられるので、出産や育児でブランクができても復帰しやすく、転職の際に有利になるということもメリットです。

また、土地家屋調査士が対応するエリアは国によって決められており、基本的には指定された管轄内で業務を行います。

遠方への出張や転勤になることもほとんどないため、子育てや業務において環境が変化することを避けたい場合にもおすすめです。

デメリット

土地家屋調査士の主業務である現場仕事は、現場の場所や対応する時期によって作業時間が変動します。
測量の規模が大きい場合や、測量を行う場所でトラブルになった場合などは、作業が長時間になる可能性もあるでしょう。

作業時間が長くなると、暑さが厳しいシーズンの場合は日焼けや、日射病を起こす可能性があるため、女性の方は特に注意しなければなりません。

また、土地家屋調査士の業務は、基本的に依頼主のスケジュールに合わせなければならないため、平日だけではなく土日に業務を行うことも多いです。

なかでも、繁忙期とされている1~3月頃の時期は土日休みの取得が難しくなることや、休日出勤になる可能性もあるため、家事や育児との両立が難しい場合もあります。

さらに、男性が多い職業のため、事務所によっては産休・育休がとりにくい可能性があることや、プライベートの用事を入れることが難しい場合があることは覚えておきましょう。

土地家屋調査士は妊娠中や子育てをしている場合でも働けるのか?

土地家屋調査士を目指している女性の方が気になる点は、やはり妊娠中の場合や子育てをしている場合でも働くことができるのか、ということではないでしょうか。

結論から申し上げますと、妊娠中の場合や子育てをしている場合でも土地家屋調査士として働くことは可能です。

ただし、現場仕事の際や、1~3月頃の繁忙期の時期は身体に負荷がかかりやすいため、妊娠後期や出産直後に土地家屋調査士として働くことは避けたほうがよいでしょう。

ほかにも、土地家屋調査士の業務は依頼主のスケジュールにあわせなければならないため、勤務時間が早朝や深夜になることもあります。

勤務時間だけではなく、作業を行う現場が急に変わるといった不測の事態も起こりやすいため、子育てをしながら働く場合は周囲のサポートが得られる体制が求められるでしょう。

所属している事務所や会社によっては、妊娠中であることや子育てをしているといった事情を伝えることで、業務内容や勤務時間を調整してもらえる場合もあります。

なるべく子育てと仕事を両立しながら土地家屋調査士として働きたいと考えている場合は、事前に相談してみましょう。

土地家屋調査士は女性でも活躍できる需要の高い職業

いかがでしたでしょうか。

土地家屋調査士は現場仕事のイメージが強く、男性の人口のほうがまだまだ多いため、女性が就くことは難しい職業だと思われることもあります。

しかし、測量で使用する機器は近年では軽量化しているので力仕事は少なく、難しい機器の操作が求められることもありません。

また、手に職がつけられるため、出産や育児でブランクがあった場合も復帰しやすい職業だといえます。

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土地家屋調査士を目指している女性の方は、ぜひ一度サイトをチェックしてみてください。