土地家屋調査士と税理士のダブルライセンス!相性は良い?悪い?

土地家屋調査士とのダブルライセンスに最適な資格を探してはいませんか?土地家屋調査士も税理士も共に8士業に数えられる資格の1つですが、ダブルライセンスで開業した際の相性はどうなのでしょうか。

この記事では、土地家屋調査士と税理士の相性のリサーチをメインに、土地家屋調査士と一緒に取得するのに最適な資格を紹介していきます。

土地家屋調査士と税理士の仕事

資格をメインに開業した場合の、主な仕事内容と仕事相手を紹介します。土地家屋調査士の主な仕事内容は、不動産の調査・測量をして、建物の情報を登記することです。主な仕事相手は不動産屋やハウスメーカーなどの会社です。

一方、税理士の主な仕事内容は、税金の相談を受けたり、申告を代行したりといったものです。主な仕事相手は個人になります。土地家屋調査士と税理士の仕事内容は、あまり繋がっていないのがわかりますね。

税理士の資格を取得すると給与計算やコンサルティングにも詳しくなれるので、1人で会社を経営する際には役立つかもしれません。しかし、土地家屋調査士としての仕事をメインにする場合、給与計算などで本業の時間が圧迫されてしまうのはあまりよくないでしょう。この場合、税理士としての仕事を自分でこなすのではなく、ほかの税理士を雇う方が効率的だといえます。

土地家屋調査士と税理士の難易度の比較

資格の取得難易度は、偏差値で表されます。一般的に合格に必要だといわれている偏差値は、土地家屋調査士が64、税理士が72です。勉強する内容が違うので一概には比べられませんが、土地家屋調査士よりも税理士の資格の方が難しいと考えられているようです。

また、資格取得までに必要な勉強時間は、土地家屋調査士が1,500~1,000時間、税理士が3,000時間といわれています。税理士の試験勉強は会計学2科目と税法3科目の計5科目を学ぶ必要があるため、たくさんの勉強時間を確保する必要があるようです。

土地家屋調査士と税理士のダブルライセンスについて

土地家屋調査士の資格をメインに活動を考えている場合、ダブルライセンスに税理士を選ぶのはあまりおすすめできません。どちらも代えのいない強みを持った資格ですが、土地家屋調査士としての仕事に税理士の資格が役立ったり、税理士の仕事に土地家屋調査士の資格が役立ったりすることはあまりないでしょう。

土地家屋調査士の資格をメインにダブルライセンスを取るなら、司法書士か行政書士の資格がおすすめです。

不動産の登記は「表題部」と「権利部」の2つに分かれているのですが、土地家屋調査士の資格があれば「表題部」を、司法書士の資格があれば「権利部」の登記を行うことが可能です。土地家屋調査士と司法書士のダブルライセンスがあれば、不動産の登記を1人で2つとも行えますね。

また、土地家屋調査士の業務では、書類を役所に提出しなければならない場面が多々あります。この際の手続きや申請は、行政書士でなければ行えません。土地家屋調査士と行政書士のダブルライセンスがあれば、作った書類を自分ですぐに申請可能です。

資格取得についても、土地家屋調査士・司法書士・行政書士の試験はどれも民法の知識が必要になります。ダブルライセンスを狙うなら、今までに覚えた知識をそのまま使うことができるので、勉強時間の短縮にも繋がりますね。

土地家屋調査士と税理士は相性が良くない

いかがだったでしょうか。土地家屋調査士と税理士のダブルライセンスはあまり相性が良くないことがわかりましたね。

一転、土地家屋調査士と司法書士・行政書士のダブルライセンスは、土地家屋調査士として1人でできる業務の幅を広げてくれるとても相性の良い資格です。民法の知識を覚えていれば、資格取得の難易度も高くないのも魅力的です。

ダブルライセンスを検討するときはメインにする資格を決めて、それにプラスして何ができるようになりたいのか、をイメージすると良いでしょう。資格を取得するには時間も費用もかかるので、事前のプランニングはとても大切です!

 

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