土地家屋調査士の資格を取得できたら、蓄えた知識や学習経験を活かして新たな資格取得を目指すなど、ステップアップしたいと思う人は多いはずです。
ダブルライセンスとはその名の通り、二つの資格を取得することですが、土地家屋調査士にはダブルライセンスを取得するのに相性の良い資格が存在します。
それが行政書士です。
今回は、土地家屋調査士とのダブルライセンスに興味がある方に向けて、行政書士の資格をダブルライセンス取得するメリットについて解説していきます。
民法の出題内容が共通している
行政書士といえば、法律系の代表的な資格のひとつとして知られていますが、土地家屋調査士も同じく法律に関する知識を多用する資格です。
試験の出題範囲も共通する部分が多いため、勉強がしやすいと言われているのです。
土地家屋調査士の試験では主に「相続」、「物権」、「総則」から出題されます。
これらは民法の分野ですが、行政書士と民法は切っても切れない関係。
行政書士の学習をしていれば、土地家屋調査士の資格はスムーズに合格を目指せるというわけです。
勉強法が確立している
どんな資格の取得を目指すにせよ、合格までには勉強に費やす一定の時間が必要です。
特に社会人の場合は、仕事をしながら勉強しなければいけないため、いかに継続的に効率よく勉強を進めるかがポイントになります。
一度でも仕事をしながら資格を取得した経験がある方であれば、忙しいスケジュールでも勉強を進められる習慣やコツが身についているはずです。
行政書士と土地家屋調査士の試験では、ともに択一式の問題が出題されます。
出題傾向が似ていることから、片方の資格の受験勉強がダブルライセンスで活かされることは間違いないでしょう。
関連する業務内容がある
土地家屋調査士の業務内容には、農地転用や開発許可など、役所への申請の手続きが必要になるものがあります。
申請には、書類作成や手続きの代理を行政書士に依頼するケースが多いのですが、ダブルライセンス取得をしていれば、すべての手続きが自分一人で行えるようになります。
ワンストップサービスが叶うため、手間や時間もかからず、収入増も期待できるでしょう。
業務の幅が広がる!ダブルライセンスを目指そう
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで、土地家屋調査士と行政書士をダブルライセンス取得するメリットについてご理解いただけたと思います。
ダブルライセンスを取得することは時間と労力が必要になり大変ではありますが、業務の幅や収入アップも期待できるため、十分に価値があります。