土地家屋調査士の資格は大学で取れる？土地家屋調査士を目指せる大学3選

2023年2月28日 2024年3月1日

「大学を卒業しないと土地家屋調査士になれないのか」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか？
土地家屋調査士は難易度が高い資格なので、資格取得に特化した大学を卒業すると、合格により一層近づけるかもしれません。

そこで今回は、土地家屋調査士になるにはどうすればよいのかと、あわせて土地家屋調査士を目指せる大学を紹介します。
土地家屋調査士として働きたいとお考えの方は、最後までご覧ください。

Contents

土地家屋調査士になるには？

土地家屋調査士になるには、法務省が実施する「土地家屋調査士試験」に合格する必要があります。
ただし、試験に合格したら、すぐに土地家屋調査士として就業できるわけではありません。

土地家屋調査士として働くには、試験合格後に「日本土地家屋調査士会連合会」の名簿への登録と、都道府県ごとに設置された「土地家屋調査士会」への入会が必要です。
事前に、必要書類および入会費を用意しなければなりません。

土地家屋調査士の資格取得には、まず、試験に合格しなければならないため、たとえ大学を卒業したからといって資格取得はできません。

もちろん、大学進学に意味がないわけではありません。
土地家屋調査士は、不動産に関する測量や登記を行う専門家なので、試験では測量や民法、不動産登記法などの問題が多く出題されます。
ですから、大学の学部のなかでも工学部や建築学部、法学部などに進学すると、土地家屋調査士試験で有利になります。

さらに、測量士や測量士補、一級・二級建築士の資格を所有していれば、筆記試験の「午前の部」が免除されるので、土地家屋調査士の資格より先に取得を目指すのもよいでしょう。
実際に土地家屋調査士になる多くの方は、午前の部を免除されて合格しています。

土地家屋調査士になることを視野に入れている方は、工学部あるいは建築学部への進学や、測量士などの資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

大学によっては、土地家屋調査士の資格取得に役立つ学部や学科が用意されています。
土地家屋調査士を目指せるおすすめの大学は、以下の3校です。

土地家屋調査士として活動したい方におすすめの大学

【おすすめ大学】

ここからは、上記3校についてそれぞれ紹介します。

広島工業大学の工学部環境土木工学科は、土木工学や地理学のほか、環境工学や総合政策学などを幅広く学べる学科です。

この学科の特徴は、環境保全を学ぶ授業が充実している点で、土木を多角的に学べます。
設計・製図の演習や測量学の実習といった、実践的な学びで修得した技術は、土地家屋調査士試験だけではなく、就業後にも活かせます。

また、先輩や教員とのつながりが強く、履修科目や進路に悩んだら、親身に相談に乗ってもらえるのも心強いポイントです。

国士舘大学の理工学部理工学科まちづくり学系は、土木工学や環境科学などを中心に学べる学科です。
主な特徴は少人数制で授業が行われている点で、ゼミでは、教員1人に学生8人程度の少人数制を実現しています。

実際のまちづくりの事例に触れる、フィールドワークを実習できる科目も充実しています。
不動産の調査や測量といったフィールドワークを行う、土地家屋調査士に必要なスキルを身につけられるので、進学を検討してみてはいかがでしょうか。

東北工業大学の建築学部建築学科は、建築学や住居学を学べる学科です。
1・2年次は建築学の基礎知識と技術を身につけ、3・4年次はそれらの知識や技術の専門性を高めていきます。

東北工業大学の建築学部建築学科を卒業すると、一級・二級建築士の受験資格を得られます。
一級・二級建築士の資格を所有している方は、土地家屋調査士試験の測量と図面の試験が免除されるため、資格取得を目指したいところです。

いかがでしたでしょうか？

土地家屋調査士になるには、土地家屋調査士試験に合格しなければなりません。
合格後に、日本土地家屋調査士会連合会の名簿への登録と土地家屋調査士会への入会が完了すると、土地家屋調査士として正式に就業できます。

土地家屋調査士の資格は、大学を卒業したからといって取得できませんが、工学部や建築学部へ進学すると、土地家屋調査士試験で有利になります。
また、測量士などの資格を所有していれば、試験の一部が免除されるので前もって取得を目指すのもよいでしょう。

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この記事を書いた人

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