土地家屋調査士試験では、民法の知識と申請書の作成、測量の計算方法が試されます。民法の知識や申請書の知識は文系の分野に思えますが、測量の計算方法は計算というだけあって理系の分野に思えますよね。
では実際、「土地家屋調査士試験に向いているのは文系なのか?理系なのか?」と疑問を持ったことはないでしょうか。この記事では、文系理系それぞれが土地家屋調査士試験を受ける際のメリットデメリットについて、解説していきます。
Contents
文系が土地家屋調査士試験を受けるメリットデメリット
まずは、文系が土地家屋調査士試験を受ける際のメリットを見ていきましょう。
- 読解力が高いと記述問題に有利
- 法律の知識を活かせる
- 行政書士や司法書士とのダブルライセンスを狙いやすい
- 文系の土地家屋調査士は少ないので、売りにできる
次に、文系が土地家屋調査士試験を受ける際のデメリットはありません。恐らく文系には、数学が苦手な人が多いでしょう。土地家屋調査士試験では測量の計算をしなくてはならないので、数学が苦手でも計算する必要があります。
しかし現在は高機能な電卓もたくさん出回っており、試験には持ち込みも許可されているので、自分で計算する必要はありません。必要な公式さえ覚えれば、あとは電卓が答えを出してくれるのです。数学が苦手でも、公式さえ覚えれば電卓が計算をしてくれます。
理系が土地家屋調査士試験を受けるメリットデメリット
理系が土地家屋調査士試験を受ける際のメリットを見ていきましょう。
- 計算が得意なのを活かせる
- 製図が得意なのを活かせる
- 短い勉強時間で合格を目指せる
- 合格者には理系が多いので、参考書なども理系目線で作られている
メリットは上のようなポイントがあげられます。また、理系が土地家屋調査士試験を受けるデメリットはありません。理系は文系とは逆に、民法を覚えたり、記述式問題の要点をすぐに掴んだりするのが難しいかもしれません。
ですが、理系の人は論理的思考に慣れているため、法律の文言はコツを掴めばすぐに理解ができることでしょう。初めは法律の文言に拒否感があるかもしれませんが、慣れればすぐに理解ができるようになります。
土地家屋調査士試験を受けるのに向いているのは?
土地家屋調査士試験に向いているのは、文系と理系の要素を兼ね備えた人です。土地家屋調査士には民法の知識も計算も必要になるので、どちらにも苦手意識のない人が最適だといえるでしょう。
また文系・理系に関係なく、土地家屋調査士において最も重要なのは向上心です。一度資格を取得しても、民法を扱う以上、法律が変更されれば新たな法を覚えなおす必要があります。いつまでも学び続ける意欲のある人が土地家屋調査士には向いているでしょう。
土地家屋調査士試験を受けるのに必要な素質
いかがだったでしょうか。土地家屋調査士は文系・理系両方の素質が求められる資格です。試験に民法と測量が出題される以上、どちらかだけの知識では合格できません。文系・理系の分野に拒否感がなく、バランス良く学習ができる方に向いている資格だといえます。
土地家屋調査士の資格を取り仕事をするようになれば、測量と申請書の作成をする必要があります。これもフィールドワークとデスクワークという正反対の仕事ですが、どちらかだけの仕事が好きで、どちらかの仕事は苦手といった方にはやはり向いていないでしょう。土地家屋調査士に必要な素質は1分野への特化ではなく、どの分野の仕事もこなせるバランス感だといえますね。
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