土地家屋調査士試験の書式対策

土地家屋調査士試験では、択一問題と書式問題の2つの筆記試験があります。
このうち書式問題では「計算式を使い座標値を求める」「必要な情報を読み取って作図する」など、不動産登記についてどれだけ理解しているかがより問われます。
丸暗記などだけでは合格が難しい部分もあり、勉強方法に工夫を凝らす必要も出てくるでしょう。
そこで本記事では、土地家屋調査士試験の中でも特に書式対策をしたい方のために、勉強方法の段取りを解説します。

テキストに目を通し、必要な基礎知識を身につける

まずは土地家屋調査士試験を受験する方向けに発売されているテキストを、1ページ目から最後まで通して数回ほど読んでみましょう

最初は分からないことが多いと思います。
それもそのはず、土地家屋調査士は国家資格であり、実務において専門的な知識が要求される資格で、登記申請書の記載事項や、登記にかかわる添付書類についてなどの勉強が必要です。
テキストを読み、基礎知識を頭に入れましょう。

土地家屋調査士試験の過去問に触れ、解いてみる

次は過去問集を使い、理解を深めていきます。

最初に行ってほしいのは、過去問の問題文と解答・解説を見て、どのような形で出題されているか、テキストと見比べながら確認していくことです。
なぜかというと、同じような内容の問題でも文章が微妙に違うなど、さまざまな表現を用いて出題されるからです。
繰り返して学び、出題の傾向や問題文のパターンなどを頭に定着させましょう。

その後は、過去問を解いていきます。
書式問題クリアには、より多くの過去問をいかに正確に解くかが重要です。
不動産登記法の全面改正が施行された平成17年度以降の過去問については、特に積極的に取り組みたいところです。

平成17年度以降にも不動産登記法関連の法律などが変更されている場合がありますので、最新情報にも注意が必要です。

勉強がある程度進んだら、時間を意識して問題を解く

次は試験時間内で解答できるように時間を意識していきます。

「午後の部」は2時間30分 実施され、試験時間内に択一問題と書式問題を解きます。
択一式にも時間は必要ですが、書式は問題文を把握する・必要な情報を読み取る・申請書の記載・作図とこなすことが多く、時間を要します。
時間配分し、効率良く解くことが重要です。

目安としては、「土地」「建物」ともに50~60分程度で解くようにすると良いでしょう。
慣れてくると問題の内容を覚えてしまうこともありますので、その際はより短い時間で問題を解くのも良いかもしれません。

書式対策の勉強方法を知って、合格へ一歩近づこう

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで土地家屋調査士試験の書式対策のための勉強方法がご理解いただけたと思います。
まずはテキストに目を通し、その後過去問を解いていけば、試験合格にも一歩近づけることでしょう。

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