今回は、土地家屋調査士の資格取得を目指している方へ、ダブルライセンス取得をおすすめしたい行政書士について、なぜおすすめなのか業務の面と資格取得の際の面からご紹介していきます。
相性がいい2つの資格は、働くうえであなたの助けになることは間違いありません。
今から土地家屋調査士の資格の勉強をしようと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
不動産に関する仕事を一挙に請け負えるメリットがある
土地家屋調査士の資格と行政書士の資格を両方持っている場合、仕事の幅が一気に広がる可能性があります。
土地家屋調査士は、依頼を受けた土地や建物の状態を調査して測量を行ったり、その数値や調査結果をもとに不動産の持ち主に代わって登記の申請や審査請求などを行ったりします。
土地の境界を定めるための手続きや、境界を巡ってのトラブルが起きた時には、解決の手続きを依頼人の代理として行う業務もあります。
行政書士は相続についての仕事を行うことがありますが、その際「そもそもこの土地の境界が分からない」「相続した不動産が登記されていなかった」というケースがあります。
そんな場合でも土地家屋調査士の資格があれば、自分で調査や登記まで請け負えるようになるのです。
資格所得の勉強がしやすい
行政書士の資格を持っている場合には、民法の勉強をすでに他の受験者よりもリードした状態で試験に臨めます。
土地家屋調査士の資格取得の試験は、筆記問題と選択問題で構成されています。
選択問題の中には法令に関する問題があり、平成16年から民法についての出題もなされるようになりました。
比較的最近出題されるようになった民法は過去問が少なく対策がとりづらいのに加え、今後も民法に関しては幅広く出題される可能性が高いとされているのです。
そのため一般的にはなじみが薄い民法に関しての勉強も、土地家屋調査士の資格所得のためには欠かせなくなりました。
土地家屋調査士の試験に出題される民法の問題は、範囲が限定されています。
ただ、行政書士の資格取得のためには民法の勉強が必要不可欠なため、行政書士の資格を持つ人にとっては難しい内容ではありません。
行政書士の資格を持つ人にとって、土地家屋調査士の資格勉強は相性がいいといえます。
土地家屋調査士と行政書士のダブルライセンスを取得してみては?
いかがでしたでしょうか?
この記事を読んでいただくことで土地家屋調査士と行政書士のダブルライセンス取得をおすすめする理由がご理解いただけたと思います。
両方の資格を取得して、業務の範囲を広げてみてはいかがでしょうか。