建築士だと免除の対象となる土地屋敷調査士試験午前の部の詳細

土地屋敷調査士になるためには、試験を受けて合格しなければなりません。試験内容について調べている方も多いのではないでしょうか。
注目したいのが、特定の条件を満たしていると試験の一部が免除になる点です。ここでは、土地屋敷調査士試験に挑みたいと考えている方のため、どういった試験が免除されるのかについて解説します。

この記事を読むことによって免除される内容や、多くの受験生が午前の部免除を受ける理由などについて理解できるので、参考にしてみてください。

土地調査士試験の「午前の部」について

土地屋敷調査士の試験は、午前の部と午後の部に分かれています。

午前の部は、午前9時30分から11時30分までの2時間かけて行われる試験です。択一の平面測量に関する問題が10問と、作図が1問、口述が15分です。午後の部まで含めると、試験の時間は5時間と、かなり長くなります。
体力がない方や集中力が持たない方などは、5時間も試験を受けるのは厳しいと感じてしまうのではないでしょうか。ですが、特定の条件を満たしている方であれば、この午前の部の試験が免除となります。

建築士は土地家屋調査士試験の午前の部が免除される

午前の部が免除される条件として挙げられるのが、測量士、測量士補、一級建築士もしくは二級建築士の資格所持です。これらの資格を持っている方は、午前の部を免除できるため、午後の部のみ試験を受けることになります。

ただ資格を所有しているだけで免除されるのではなく、必要な書類を提出しなければなりません。まず、当該試験に合格した旨が記載されている合格通知書を用意しましょう。
この他、一級建築士、又は二級建築士となる資格を有する者であることの証明書が必要です。こちらの書類は、一級建築士試験合格者は日本建築士会連合会、二級建築士試験合格者は各都道府県又は建築士会に発行してもらうことになります。

注意点として、書類を発行するまでには時間がかかってしまうケースがあるので、余裕を持って準備しておきましょう。なお、免許証明書を提出する方については、免許証明書のみで問題ありません。

こちらの記事では試験に合格するための午後の部の勉強時間について解説しています。午前の部は免除になっても午後は試験を受けますので、必要な勉強時間を考えてから試験に挑みましょう。
土地家屋調査士試験合格を目指す!午後の部のための勉強時間は?

受験生の多くが午前の部免除を受けるのはなぜ?

実際に多くの受験生は午前の部の免除を受けており、午後のみ試験に参加しています。これは、午前の部の試験が非常に難しいためです。午前の部の免除を受けるために免除の対象となる測量士、測量士補、一級建築士もしくは二級建築士の資格を先に取得する方も多くいます。
すでにこれらの仕事に就いている方が、職歴を活用するために試験を受けることも少なくありません。

難しい午前の部を免除してもらうための資格を取得したいと考えているのであれば、測量士補について検討してみてはいかがでしょうか。受験資格がないことに加え、他の資格と比較して試験難易度が易しいからです。
さらに、勉強すべき内容が土地屋敷調査士の試験と近く、学んだことを土地屋敷調査士の試験にも活かせます。

土地屋敷調査士の試験は10月に行われますが、測量士補の試験は5月に行われるので、先に測量士補合格を目指し、土地屋敷調査士試験に備えると良いでしょう。

午前の部免除で合格率を上げよう

いかがでしたでしょうか。土地屋敷調査士試験において午前の部が免除される資格などについて紹介しました。すでに建築士などの資格を取得している方であれば、難しい午前の部をパスできるので合格率も高くなるはずです。
免除が認められる資格を持っていない方は新規取得を検討してみても良いでしょう。

なお、当サイトでは他にも土地屋敷調査士試験が合格を目指すために役立つ情報を公開しています。ぜひ参考にしてみてください。