自分に合っている土地家屋調査士の通信講座を選ぶポイント

土地家屋調査士の勉強を始める人のために、通信講座の選び方についてご紹介します。

スクールへの通学が難しい、自分のペースで勉強を進めたいという場合に、通信講座はおすすめです。

今回の記事では、数ある中から検討する際に注目したいポイントをまとめてみました。

ぜひ、自分に合ったものを探すための参考にしてください。

なぜ独学ではなく受講したほうがいいのか

土地家屋調査士を目指している方のなかには、独学で資格合格を目指そうと考えている方もいらっしゃるでしょう。
結論から申し上げますと、土地家屋調査士は独学ではなく通信講座を受講しなければ、資格合格は難しいです。

ここからは、土地家屋調査士試験を独学ではなく受講したほうがよい理由を3つ紹介します。

理由①法律を理解することが難しいため

土地家屋調査士の試験には広範囲の法律問題が出題されるために、法律の勉強もしなければなりません。
しかし、試験で扱われる内容には独特な専門用語が存在していることもあり、初心者が1人で理解するまでに時間がかかります。

また、分からない言葉を一つひとつ調べていると、膨大な手間と時間がかかってしまい、思うように勉強がはかどらない可能性もあります。
自分で分からない言葉を調べるので、しっかりと専門用語が身につくことはメリットではありますが、かなり根気強く勉強を進める必要があることは覚えておきましょう。

理由②教材が少ないため

専門的な資格試験の合格を目指すうえで、教材選びは非常に大切です。
内容や解説部分がしっかりと理解できる、自分に合ったものを選ぶことが重要なのですが、土地家屋調査士は比較的マイナーな職業であることから、教材が少ないです。
そのため、教材の選択肢があまりなく、自分にはわかりづらいと感じられる教材を使わなければならないという可能性も大いにあります。

その点、通信講座では独自のわかりやすい教材が用意されており、通信講座によって取り扱っている教材が異なります。
自分に合った教材を提供している通信講座を選ぶことで、自分のペースで資格合格を目指した勉強が可能です。

理由③記述問題を採点してくれる人がいないため

土地家屋調査士試験では、必ず記述問題が出題されます。
記述問題では、自分で図面を引いて計算をしたものの採点も自分で行わなければなりませんが、採点の基準が明確にあるわけではないために自己採点がかなり難しいです。

また、図面を引くときや計算をするときの効率的な方法も自分で見つけなければなりません。
もし独学で記述問題を勉強する場合は、土地家屋調査士の試験に精通している人を探して、協力をお願いしましょう。

通信講座では必ず講師による指導をしてもらえるので、計算をする際の効率的な方法や採点に対する不明点も、その場で解消することが可能です。

土地家屋調査士の資格取得のための、通信講座の選び方

土地家屋調査士の試験の対策において、通信講座を活用している方も多く見かけられます

今回の記事では、通信講座を活用する際に押さえておきたい、選び方について紹介していきます。

ポイント①使用する教材の質や受講者の口コミをチェックする

通信講座を選択する際には、まずは使用するテキストなどの「教材の質」を確認しましょう。

分かりやすい解説は付いているか、カリキュラム内容が充実しているかは大事なポイントです。

通信講座によっては、テキストの他にも動画での講義などが用意されているケースもあります。

事前に、自分の勉強法に合っている教材なのかなど、確認しておくと良いでしょう。

また、実際の受講者の評判や口コミなどをチェックしておくのもおすすめです

ポイント②サポート体制はしっかりしているか確認する

通信講座は基本的に1人で勉強するため、質問及び分からない点があった際に、サポート体制があるか否かは重要です

例えば、講師からの添削や回答などのサービスがあるか、どのようなコミュニケーション手段があるかなど、チェックしておきましょう。

講師が直接、電話やメール、SNSなどを使用して回答してくれる場所もあるようです。

ポイント③受講するための費用を確認する

土地家屋調査士の通信講座でかかる費用の相場は、約30万円と言われています。

決して低価格ではないため、前述したように教材やサポート体制などを比較して、十分に検討しましょう。

そして、自分に合っているものなのか、受講料は適切なのか、よく見極めましょう。

また、合格者には返金制度や祝い金制度などが設けられている通信講座もあるようなので、ぜひチェックしてください

ポイント④お試しのWeb講義を受けてみる

通信講座によって行われている、お試しのWeb講義を受けてみることもポイントの1つです。

Webサイトやパンフレットをじっくり見ても、なかなか講義の雰囲気は分かりません。
実際に通信講座を始めてみたものの「思っていた講義内容と違う」「こんな雰囲気だと思わなかった」とギャップを感じることがあってはもったいないです。

通信講座を受講するための費用は高額であるため、申し込み後に後悔しないためにも、自分に合った通信講座を選ぶことが大切です。
高い費用を払ってよい講義を受けるためには、気になる通信講座が行っているお試しのWeb講義を受けてみましょう。
体験した講義内容が、自分に合っているかどうかを見極めることができます。

土地家屋調査士のおすすめ通信講座

最後に土地家屋調査士になるための、おすすめの通信講座を3つ紹介します。
それぞれの通信講座の特徴やおすすめポイントも含めて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

東京法経学院

東京法経学院は創立60年を誇る老舗の法律専門学校で、通信講座だけではなく通学講座も行っています。
令和2年度の土地家屋調査士試験においては、全体の合格者392名のうち256名が東京法経学院の受講生であり、合格占有率は65.3%です。
このデータから、東京法経学院の合格実績は確かなものだといえるでしょう。

東京法経学院では、短期間での合格ではなく、1~2年を目安として合格を目指すための丁寧な指導を行っており、資格合格者には返金制度も用意されています。

また、東京法経学院の講師陣は、全員が土地家屋調査士に関するエキスパートであるため、気になることや不安なことは解消できる環境が整っています。
なかでも、土地家屋調査士試験の専任講師として勤めている内堀博夫講師を評価する声は数多く、合格者からはレジェンドと呼ばれるほどです。

さらに、答案練習講座では試験に出る可能性の高い問題を分析して出題していることや、難易度の高い問題を出題していることで、合格率に直結する応用力も身につきます。
本気で資格合格を目指す方に、おすすめの通信講座だといえます。

LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは40年前に創立された、さまざまな資格の合格を目指せる通信講座です。
知識のインプットとアウトプットを繰り返すことで、知識を定着させる徹底的な学習法が特徴です。

また、早期の割引特典があることや合格者への返金制度も用意されていることから、手厚いサポートが受けられます。

LEC東京リーガルマインドに勤める講師は、問題の解説が分かりやすいことや試験への予想問題の的中率が高いことが特徴です。
なかでも通信講座の講義を担当している木村真弓講師は、生徒への親身なアドバイスや効率的な講義が非常に分かりやすいという定評のある講師です。

受講者のレベルに合わせた教材が選べることで、内容をしっかり理解してから次のステップに進めます。
気になる点や不明点があった場合には「教えてチユーター」と呼ばれる、質問できる制度も用意されているためサポート体制も万全です。

分からないことをすぐ解消できるようなサポート体制が整っているため、しっかりとした環境で講義を受けたい方におすすめの通信講座です。

早稲田法科専門学院

早稲田法科専門学院は創立50年の歴史のある、土地家屋調査士と測量士補を専門としている通信講座です。
通信講座だけでなく、高田馬場校での通学講座も行っています。

早稲田法科専門学院は自主的に営業活動を行っていないため、信頼と実績のみで生徒が集まっていることが大きな特徴です。

初心者にも手に取りやすいように数多くの通信教材を取り扱っていることや、具体的にどのような勉強方法をすればよいのか丁寧に講義を受けられることも特徴の1つです。

また、早稲田法科専門学院の講師である松元隆講師は、合格者から細かな指導や実務を交えた講義に感謝の声が集まっています。

イメージしやすい講義や丁寧なサポートを受けたい方におすすめの通信講座です。

自分に合っている、通信講座を選ぼう

今回は、土地家屋調査士の通信講座の選び方について解説してきました。

自分にとって、どのような通信講座が良いか判断する材料となりましたでしょうか?

インターネットで検索すれば、通信講座の詳細内容も簡単に見られますので、ぜひチェックしてみてください。

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