土地家屋調査士とのダブルライセンスにおすすめの資格6選!
「土地家屋調査士とのダブルライセンスは必要?」 「ダブルライセンスにおすすめの資格が知りたい!」 土地家屋調査士とのダブルライセンスで悩んでいませんか? さまざまな資格がある中、何がよくて、どれが自分にあっているのか、とても迷いますよね。 今回は、土地家屋調査士とのダブルライセンスの種類やメリット、ダブルライセンスは必要ないという意見など、詳しく解説していきます。 ぜひ本記事を参考に、自分に合った資格を探してみてくださいね。

一般的な土地家屋調査士とのダブルライセンス

ダブルライセンスは、土地家屋調査士にとって大きな強みとなります。 一連の仕事を1人でこなせる上、収入が増えるためです。 また、専門知識が豊富なことから、顧客からの信頼を得やすくなりますよ。 さっそく、土地家屋調査士とのダブルライセンスにおすすめの資格を5つみていきましょう。

司法書士

ダブルライセンスだと、司法書士が行う「権利登記」、土地家屋調査士が行う「表示登記」を1人でこなせます。 権利登記とは、誰がどのような不動産の権利を持っているのか、明らかにすることです。 表示登記とは、土地や建物の物理的な状況を調査し、示すことです。 試験範囲で重複しているところは「不動産登記法の申請手続き」「民法」「審査請求の手続き」などの一部のみ。 また、司法書士は難易度が高いため、勉強時間を多く取らなくてはなりません。 こちらの記事では、土地家屋調査士と行政書士の仕事内容の違いやダブルライセンスのメリットを紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

宅建士

ダブルライセンスだと、宅建士が行う「不動産取引に関する仕事」や土地家屋調査士が行う「登記」を1人でこなせます。 例えば、土地の売買に関する文筆や境界確定などが1人でできるようになりますよ。 試験範囲で重複しているところは「民法」などの一部のみです。 重複部分が少ないため、勉強時間を多く取らなくてはなりません。

マンション管理士・管理業務主任者

ダブルライセンスだと、マンション管理士・管理業務主任者が行う「マンションの建て替えや増築などの計画立案」、土地家屋調査士が行う「登記」を1人でこなせます。 また、住宅についての知識が豊富なため、さまざまな視点から総合的なアドバイスができますよ。 試験範囲で重複しているところは「区分所有法」「不動産登記法」などと多く、わりと取得しやすい資格です。

建築士

ダブルライセンスだと、建築士が行う「設計」、土地家屋調査士が行う「登記」を1人でこなせます。 しかし、両方の仕事を1人で行うのは難易度が高く、かなり大変でしょう。 そのため、建築士をダブルライセンスする人は少ない傾向にあります。 また、土地家屋調査士より建築士の方が代表的な仕事になりがちです。 どちらに重きを置くか、自分の方向性をよく考えて決めましょう。 1、2級建築士の資格を持っている人は、土地家屋調査士試験の午前の部が免除となります。 そのため、先に1、2級建築士の資格を取得しておくとよいでしょう。 しかし、1、2級建築士は難易度がかなり高く、勉強時間を多く取らなくてはなりません。

測量士・測量士補

ダブルライセンスだと、測量士・測量士補が行う「公共測量」、土地家屋調査士が行う「登記に関する測量」の両方を1人でこなせます。 また、測量することや使用する機材が同じという点で共通しているため、資格を取った後はどちらの仕事にもすぐに取り組めます。 測量士・測量士補の資格を持っている人は、土地家屋調査士試験の午前の部が免除になります。 そのため、先に測量士・測量士補の資格を取得しておくとよいでしょう。 とくに測量士補の試験は難易度が低いため、おすすめですよ。

行政書士とのダブルライセンスのメリット

土地家屋調査士とのダブルライセンスの中で、とても相性がいい行政書士。 主に3つの場面で、幅広く活躍できます。 さっそく、行政書士とのダブルライセンスがメリットとなる3つの場面を紹介していきます。 また、行政書士試験のコツについても解説していくので、ぜひ参考にしてくださいね。

相続の遺産分割業務

遺産相続は現金だけでなく、土地でも行われます。 その場合に活躍するのが、行政書士と土地家屋調査士のダブルライセンスです。 行政書士が行う「遺産分割協議書の作成」、土地家屋調査士が行う「不動産分割による登記」が1人でこなせます。

農地転用に関する業務

農地転用とは、農地を農地以外の用地に転換することです。 例えば、農地を駐車場や住宅などに転用できますよ。 ダブルライセンスだと、行政書士が行う「許可申請や届け出」、土地家屋調査士が行う「土地の分筆、測量、地目変更など」が1人でこなせます。

開発許可に関する業務

開発許可とは、宅地を開発する際に必要な許可申請のことです。 その際に、行政書士が行う「開発許可の申請や書類作成などの手続き」、土地家屋調査士が行う「土地の区画を分筆・合筆、確定測量、建物表題表記など」が1人でこなせます。

資格の共通点と勉強のコツ

共通点は、民放が出題される点です。民法以外の科目は重複しません。 土地家屋調査士試験の民法は「総則」「物件」「相続」が出題範囲でした。 しかし、行政書士試験の民法では「債権と親族」の分野が追加されます。 この分野と民法以外の科目を新たに勉強しなければなりません。 また、土地家屋調査士試験の法令分野は択一方式ですが、行政書士試験は記述式でも出題されます。 択一方式はもちろん、記述式にも慣れておきましょう。

ダブルライセンスは必要ない?

ダブルライセンスの取得には、仕事の幅が広がるメリットがあります。 しかし一方で、「ダブルライセンスは必要ない」との意見も出てきているのです。 大きなメリットがあるのにも関わらず、なぜ必要ないと言われているのでしょうか。 そこで、ダブルライセンスは必要ないと言われている理由を3つ紹介します。

巡り巡って自分に返ってくるだけ

業界は仕事を紹介し合って成り立っています。 そして、巡り巡って仕事が自分の元に戻ってくることがあるのです。 ダブルライセンスを持つことで、複数の仕事を1人でこなせます。 しかし、1人で複数の仕事を抱え込むと、仕事の紹介が回らなくなってしまいます。 そのため、ダブルライセンスを持っている人には、仕事を振りづらい印象もあるようです。

ほかの副業をやったほうがよい

ダブルライセンスの取得に時間をかけるより、新たな収入源を探した方がよいでしょう。 ライセンス取得の時間に対して効果が少なく、効率が悪いためです。 士業も含めさまざまな仕事はAI化が進み、これから稼ぎにくくなってきます。 そのため、士業のために時間をかけるより、副業を探す方が有意義といえるでしょう。

自分が戦うポジションを考えよう

業界においての戦い方を考えましょう。 強者ならば複数の資格を持つことで、一連の仕事を1人でこなして戦えます。 しかし、弱者は1つの資格を専門として戦わなくては、強者には勝てません。 狭い分野で一番になることで、やっと強者に対抗できるようになります。 自分はどちらのポジションなのか、業界で生き残るためにも、戦い方をしっかりと考えていきましょう。

最も効率的にダブルライセンスを取得しよう

土地家屋調査士とのダブルライセンスは、大きなメリットになります。 仕事の幅が広がり、収入が増えるためです。 しかし、仕事の紹介の循環が起こらなくなることや資格を取るまでに時間がかかるなどのデメリットがありました。 時間を有意義に使うためにも、今後の人生に合った選択を考えていきましょう。 東京法経学院では、土地家屋調査士はもちろん、測量士・測量士補、司法書士、行政書士、公務員の資格を目指せます。 また、自習室が設置されていたり、欠席者のフォロー制度があったり、サポートが手厚く安心して通えます。 無料で相談、資料請求、体験入学ができるので、ぜひこの機会に、東京法経学院で土地家屋調査士とのダブルライセンス取得を目指してみませんか?  当サイトでは土地調査士の資格取得を考えている方のために、おすすめの土地調査士の予備校をランキング形式で紹介しています。 ぜひチェックしてみてください。